SSブログ

「絆」 陸前高田市、大船渡市 その1 [ボラ活]

その1

被災地復興の一助となればとの思いから、周囲の「無理をするな」というご忠告をいただきながらも、
平成23年8月27日(土)と28日(日)の二日間で岩手県陸前高田市と大船渡市へ行き、自分の目で見て、
被災地の現状のほんの一部ですが、その空気を感じてきました。

二日間の行程で、初日は陸前高田市で開催された「復興街づくりイベント~街おこし・夢おこし~」 で、たこ焼き店を出店し、
翌二日目は、被災状況を視察するとともに、大船渡市の仮設住宅へ訪問し、参加者が用意したトイレットペーパーを届ける活動に取り組みました。

そこで目にした一つひとつの景色には、文章では表しきれない多くの意味が含まれていました。
写真中心のレポートですが、ワタクシが感じた空気を汲み取っていただければと思いスナップした写真をご覧下さい。

                                                     ALL : SONY DSC-W570
1.jpg




陸前高田市と大船渡市は岩手県と宮城県の県境に近い海辺の町で、
今回の震災でも被害が最も大きい地域ともいわれています。
湘南地域からは、車で走ること 620Km 9時間かかる距離にあります。

tizu.jpg



「いざ鎌倉隊」 これが今回ワタクシが参加した職場のボランティアグループの名称です。
キャラクターである、たこ焼きを抱えた 大仏さん がいいねえ ♪♪

25.jpg



今回、我が家の車も荷物運搬車として協力参加です。
車内天井まで荷物でギッシリ!

2.jpg



東北自動車道を休憩時間も惜しんで北上していきます。
被災地方面へ向かう車なのか、走行車両がとても多く感じます。
途中、事故渋滞の影響で1時間近いロスがあり、間に合うのか? と緊張感が・・・・

3.jpg



いくつもの峠を越えて陸前高田市へ入ります。
バイパス道を使って丘陵地帯を抜けると・・・・・・ 普通のように見えて なにか 違和感が・・

22.jpg


街に入ったのに、生活感がまったく無いのです。
これが 被災地 です。

4.jpg



家々の形は残されていますが、近寄ってみますと津波の惨劇が残されたままです。

5.jpg



午後3時近くになって、やっとのことでメイン会場の高田小学校に到着。  さあ、準備にかかりましょ!

6.jpg



会場から振り返ると、街のすべてが津波で流されたため、海まで何もない信じられない光景が・・・

21.jpg



今回のイベントの趣旨は、陸前高田市のHPによりますと・・

■陸前高田市復興街づくりイベントについて
きてけらっせぁ!歩き出した陸前高田へ。 陸前高田市復興街づくりイベント~街おこし 夢おこし~

この度、陸前高田市は、平成23年8月27日(土)・28日(日)に「被災地復興街づくりイベント」を開催いたします。

陸前高田市は今回の震災後、急激な人口減少に直面しています。 雇用の受け皿である第一次産業の多くが被災し、壊滅的なダメージを受け、市外に「仕事」を求めて、住民の多くが陸前高田市を離れていることが原因です。
陸前高田市やその周辺地域に雇用の受け皿、産業の復興がなされない限り、このような人口流出を止めることはできません。
よって、雇用の受け皿である「地元企業の復興」が言うまでもなく喫緊の課題と考えます。
また、市内のみならず、他地域からの参加者の「消費」を被災地に呼び込むことは、地元企業の事業活動を再スタートさせる大きな機会にもつながります。
さらに、被災地住民の方々に「復興イベント」で楽しんでいただくことが、何よりも復興の大きな原動力になります。是非皆様のご来場お待ちしております。

11.jpg



我々の 「いざ鎌倉隊」 も グルメブースに全国の応援出店とともに参加しました。

18.jpg


到着が若干遅れたため、準備を含めかなり押せ押せとなりmしたが、たこ焼き は以前も炊き出しで経験済みとの事で、
メンバーの手際は素人の域を・・・・ ?     無事スタートっす ww

9.jpg



1パック 300円。 売り上げは 全て主催者へ寄付となります。
それにしても 火の周りの暑さといったら・・・ 脱水症状に要注意です。  お互いに給水の声かけをしていきます。

8.jpg



関西が発祥の 「たこ焼き」 だからか、東北では大人気メニューとなり、 長蛇の列に、
30分近くお待たせする場面もあり、呼び込み担当としては「すみません」と謝るばかりで・・

10.jpg



イベント中は、参加ブースでは現金のやり取りは一切ありません。
チケット制の地域通貨券で商品購入となります。
そして、ブースでは会計担当者がチケットを整理台帳に貼り付け主催者へ提出するシステムになっています。

12.jpg



そして、夕方には今回我々が用意した材料が底をつき、無事 「完売」 となりました。
短い時間の中で、スタッフ全員の努力で 完売のこぎつけたことに 感謝感激です。

15.jpg



イベント会場では、地元の方々による市民参加アトラクションやプロ歌手によるステージが繰り広げられていました。

13.jpg



地域の方々による踊り 「陸前高田松の花音頭」 にも笑顔が沢山あふれていました。  そして観客の方々にも笑顔が・

14.jpg



この日の最後の締めくくりは 花火大会 で終えます。

16.jpg



こんなに ジーン ときた花火は初めてかも知れません・・・・・

17.jpg



片付けも終わり、宿営地へ向かう途中で「復興の湯」に寄り一日の汗を流すとともに、
風呂に入れるありがたさを実感しました。

19.jpg





7.jpg


ワタクシは今回の活動に際して一枚のTシャツを着て行きました。 「絆」Tシャツです。
所属する自転車チームであるTeam S.S.R の有志がイベントのために作成したもので、
そのイベントとは

「有難うトモダチ作戦、ソウルトレイン作戦」【Thank you for Operetion Tomodachi & Soul Train】
(CAMP ZAMA Community Club BLOCK Party 2011)と称して、平成23年8月20日17:30~18:30
開催場所:CAMP ZAMA Community Club 特設ステージ、 企画団体:有難うライブ実行委員会

東日本大震災の被災地を支援した米軍の「トモダチ作戦」、そして大きな被害を受けた宮城県東松島市野蒜(のびる)のJR仙石線野蒜駅で4月21日から、キャンプ座間の陸軍約¬40人が、自衛隊員16人と共に復旧作業にあたった「ソウルトレイン作戦」に対し、キャンプ座間の近隣に居住する市民がこの作戦に敬意を表し感謝の気持ちを表したいとの思いに対し、趣旨に賛同してくれた2名のアーティストが、キャンプ座間コミュニティークラブが開催するパーティーでライブを行った時のTシャツです。

このイベントにワタクシは参加できませんでしたが、思いを陸前高田に持って行こうと考えていたので、
このスナップ写真一枚だけですが 「絆」 を共有できて 感無量です。 

そのライブの様子は 参加アーティストの TEE さんのブログで。


ではでは

その2 に続く
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0